量子コンピューターの日本到来とその活用に対する期待感

量子コンピュータの日本到来とその活用の期待感

2019年4月に日本に初めて量子コンピュータが来るとのことで、なんだかワクワクしています!

SPONSORED LINK

日本へ量子コンピュータが到来!

カナダのD WAVEが開発した量子コンピュータ

今回日本に初めてくるのは、カナダのD WAVEという会社が開発した量子コンピュータ。
実はこれまでもクラウドで同コンピュータを活用はしていたとのこと。
ですが、実機が日本に来ることで、これまでクラウドで使用していてよりも、使用できる機能が増えて、より自由な実験ができるようです。何をやるのか楽しみです!

日本は海外勢に遅れを・・・

一点、日本に量子コンピュータが来ることとは反対に残念なこともあります。それは、日本企業も以前は量子コンピュータ製造で、世界的にリードしていたにもかかわらず、結局は実機を海外から取り寄せなければいけないということです。

量子コンピュータを構成する技術は今でも日本で開発されたものが使用されているが、装置自体は北米の企業勢にその地位を譲ってしまっているとのこと。

日本政府も量子コンピュータの研究開発に投資する金額は他国のそれよりも一桁少ないのが原因の一つでもあるようです。

今回の量子コンピュータの到来は、技術力でこれまで世界をリードしてきた日本が最先端の世界で世界に遅れを取っている事実が浮き彫りになってしまったと感じます。

日本企業も量子コンピュータ活用を模索中

ソフトウェア分野はこれから

量子コンピュータのハードでの開発は海外に遅れをとってしまいましたが、ソフトウェアはこれからチャンスです。なぜなら現状、量子コンピュータを使ったソフトウェアの開発が進んでいるとは言えないからです。

量子コンピュータは圧倒的な計算能力を持っているため、インターネットで使用されているような暗号鍵のようなセキュリティも簡単に解いてしまうそうです。

こういった分野では量子コンピュータが台頭すればするほど新たなセキュリティ基準を設ける必要がありますし、そこで対策としての開発も進んでいくことと思います。

量子コンピュータのソフトウェア分野はこれからというのがわかるのは、海外の量子コンピュータ界隈には莫大な金額が集まっていってるということもあります。

ハードの開発をしているD WAVEは2億ドル以上、カナダのワンキュービットが1億ドル以上、アメリカのリゲッティコンピューティングやイオンQなども数千万ドルの資金を調達しています。

こうした背景からもソフトウェア分野はまだまだこれからだということがわかりますね。

デンソーによる交通渋滞の解消実験

これまでは量子コンピュータのクラウドサービスを活用して実験してきました。
例えば、デンソーがタイで交通渋滞の解消実験を行っています。
これまでは交通渋滞の予測はできているが、(Googleマップの機能でもある)、解消はできていないですよね。抜本的な解決には至っていませんでした。
そこで、量子コンピュータの圧倒的な計算能力を使って、交通渋滞に関する最適解を導き出し、実際な起きている渋滞を解消する。そんな実験が行われました。

リクルートの最適解提示

その他にも、リクルートコミュニケーションズがリクナビやホットペッパーグルメなどのサービスで、ユーザーに最適な解を提示できるようなアルゴリズム開発の実験をしているようです。これは実現したらぜひ使いたい!普段からこの手のサービスで検索すると、たくさん候補が出てきて、候補が多すぎて選べない!という経験を何度もしてるので。もしユーザーがその時に望む最適な答えを提示してくれるとあれば、ぜひ使ってみたいです。

すでに同じようなマッチングサービスがあるじゃん。と思う方もいるかと思いますが、そのやうなサービスでは精度はまだまだといったところです。ユーザー側として使って満足できるものには達していません。
ですが、そこに量子コンピュータの計算性能が加わることで精度面が大きく向上して、新たな満足感を与えるサービスが生まれてくれるかもしれないのです。テクノロジーの進歩によって、人間の意思決定に大きく影響を及ぼすことを考えると次代がワクワクしますね!

日本のベンチャー企業も参戦

日本のベンチャー起業も量子コンピュータの世界で奮闘しています。その名前はMDR。フルスタックで開発を行うベンチャー企業。もともとは建築事務所出身でデザインをしていたらしい。それが2009年の話なので、わずか10年足らずで量子コンピュータの世界でも先端を走るような存在になっています。

恐ろしい。

でも日本のベンチャー企業がこうして世界のベンチャー企業と渡り合うのは喜ばしい限りです。こうした企業には投資でもして少しでも応援していくべきですね。

量子コンピュータの活用によって、AIの性能が加速する

先程挙げた、リクルートのリクナビやホットペッパーの精度が量子コンピュータの計算により、爆発的に上がるという話ですが、これは抽象化すると、量子コンピュータの活用でAIの性能が加速するということが言えます。よくこういったコンピュータの世界では指数関数が出てきますが、まさにその指数関数のグラフのように加速的に性能が上がるので、もう数年後にはまったく想像できていない未来が来るのは間違いないでしょう。

スパコンでさえ社会を変革しつつあるのだから

今でさえ、スーパーコンピュータを使用してAIによるビジネスへの活用が進んでいる状況です。
例えば、ゴールドマンサックスの話は有名ですよね。
金融業界の花形、株式トレーダー600人が解雇され、残ったのはトレーダーは2人だけになったという話があります。
では解雇されたトレーダーの代わりを誰が務めるのかというと、当然AIによる自動株式売買プログラムです。
株価の変動や経済に関するニュース、世界各地の天候情報など膨大なデータを読み込みそこから最適解を導き出すというしくみのようです。
株式トレーダーの年収は5600万円にも及ぶため、およそ300億円を超える人件費が節約されたとの話もあります。予算規模が大きい方がAIを導入しやすいです。

量子コンピュータ普及後の世界に不安と期待が入り混じる

というように、スーパーコンピュータを活用した事例でもこのように、少し前には想像もできなかった事実が生じています。
であれば、それをはるかに凌ぐ計算能力を持つ量子コンピュータが想像もつかない未来を創り出すのは避けられないですよね。
私自身、AIという存在はSF映画でもよく目にしますし、Netflixのオリジナル映画『エクス・マキナ』でも描かれているように、AIが人間を殺したり、騙したりするような未来は想像できないとは言えません。
ですが、そのなんとも言えない漠然とした不安がありながらも、反対になんだか今までの人類が体験できなかった未知の体験を自分たちは享受できるのではないかというワクワク感も同じくらい、いやそれ以上にあります。
私は専門家ではないので、まだまだ分からないこともありますが、量子コンピュータについて触りを知り、そんな期待を抱いたところです。


2019年、日本上陸 量子コンピューター 社会・企業・仕事・生活はこう変わる! (日経BPムック)


日経テクノロジー展望2018 世界を動かす100の技術

 

SPONSORED LINK


こちらからシェアできます。
Top