リファラル採用とは
リファラル採用とは簡単に言えば、人脈を活用して行う転職活動のことです。コネ入社とはいかないまでも、実際にその会社で働いている社員からの紹介で、採用までの一連の流れを行います。
よく混同しがちなのが縁故採用ですが、明確な違いはなく、あえて言うなら採用戦略として位置づけられているのがリファラル採用、転職活動として位置付けられているのが縁故採用というくらいです。
日本でも注目されているリファラル採用
リファラル採用は日本において注目され始めていて、大企業のうち約5割の企業がリファラル採用を活用しています。また、8割以上もの企業がリファラル採用は”効果のある採用活動”と評価しています。
企業側は今後もリファラル採用を積極的に活用していく流れは間違いといえます。
参照記事:HR総研:「キャリア採用に関する調査」結果報告利用が広がる「リファラル採用」と「ダイレクトソーシング」
リファラル採用のメリット・デメリット
リファラル採用のメリット
【リファラル採用の企業側のメリット】 ・マッチング制度向上 ・採用コストの節約 ・応募者への給料UP ・転職市場では見つけられない人材との接点をもてる
上記は企業側にとってのリファラル採用のメリットですが、これは裏を返せば応募者側のメリットともいえます。
自社の文化や特徴、社内の雰囲気をよく知っている社員から紹介からの紹介になるため、採用の可能性、また、採用後の企業とのマッチング度合いも向上します。リファラル採用では離職率も低減させることができると言われています。
企業側では広告媒体への出稿費用等を抑えることができるため、採用コスト全体が低くなり、その分採用された社員に還元することが可能です。つまり、通常の採用よりも高待遇で迎え入れてもらえる可能性が高まります。
企業側から見れば、転職市場に出てきていない人材ともつながれるというメリットがあり、応募者側から見ても、転職サイトや転職サービスには掲載されていない企業との接点をもつことができるとも言えます。
リファラル採用のデメリット
【リファラル採用の企業のデメリット】 ・紹介した社員が不利益を被る場合もある ・採用後の社内での派閥形成を促進してしまう場合もある
リファラル採用の企業側のデメリットはメリットと同じく、応募者側にとってもデメリットになります。
前提として、リファラル採用は100%合格するわけではないため、仮に落ちた場合に、紹介してくれた社員との関係性にすこしヒビが入る可能性があります。
また、採用されたあと紹介してくれた社員とはもともと知り合いであり、入社後も関係性を維持するために、同じ派閥に入ったりと、入社後の人間関係で苦労することも一つの懸念材料としてあります。
リファラル採用でトラブルになる可能性もあるので、もしリファラル採用を検討する場合は、事前にその回避方法を頭に入れておきましょう。
宮城でリファラル採用を実施している企業
宮城県でもリファラル採用をすでに実施している企業がありますので、一部紹介します。
クリエイターのマネジメントや派遣を一つの事業としている企業です。仙台が本社ではないですが、支社があります。リファラル採用としては、紹介した人が合格した場合、10万円が支払われます。
本社が仙台にあるわけではないですが、ウェブガーデン仙台というおしゃれな支社があります。オンライン説明会を頻繁にやっているので、その際にリファラル採用についての質問をしてみると良いでしょう。
リファラル採用は宮城県で採用している企業はまだまだ少ないかもしれませんが、転職活動の一つの選択肢として知人からの紹介で転職するというのはとても効率的な手法であるため、積極的に活用・応募することをおすすめします。
コメント