未経験でフリーランスになるのはあり?なし?

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未経験でフリーランスなれるのか

はじめに結論を言ってしまうと、未経験でもフリーランスになれます。

なぜなら私の周りにも同じ道を通ってフリーランスになった人がいるからです

フリーランスが話題になっている背景

ライフスタイルを変えられる

フリーランスになることが話題になっている理由の1つとして、企業で一社員として働くのとは違い、ライフスタイルそもそもを変えることができるという魅力があります。

例えば、海外旅行しながら案件をこなして収入を得ることもできます。

アドレスホッパーと言って、住まいを転々と変えながら拠点を移して生活している人もいます。

それまでの、一定の場所に拠点を構えながら生活を送るという概念そのものを変えることができるのが、ITフリーランスの魅力の1つです。

スキルさえあれば誰でもなれる

スキルさえあれば、そのスキルや技術力をもとに仕事を得られるという点もフリーランスの魅力です。

こうした心理背景の裏には、みなさん不安を抱えているのだと思います。(僕自身もそうです。)

このままこの会社に勤めていて幸せになれるのか。そう考えた時に転職という選択肢が頭をよぎります。しかし、それと同時にこれまでの仕事内容や経験、キャリアで転職できる会社があるのかという不安も同時に出てきます。そこでITのスキルを身につけてフリーランスになれば、いつか転職することになってもスキルがあれば希望する転職先に出会えるだろうし、スキルさえあれば仕事にも困らない。となるわけです。

しかし、この魅力は裏を返せばデメリットにもなります。後ほど後述します。

未経験でフリーはやめるべき

ここまで、フリーランスの魅力についてまとめました。

「未経験からフリーランスになっている人もいるから、自分もなりたい!」

「海外旅行しながら仕事をしたい!」

未経験からのフリーランスを希望している人はそう思うことと思います。

しかし、私の意見としては絶対未経験からのフリーランスはなし!です。理由は下記の通りです。

分野によっては飯に困る

例えば、Web制作分野などは絶対にあと数年でかなりの低単価になります。(仕事自体はなくなりませんし、事業としてWeb制作事業を続けていく会社は数多く残ると思います。)

しかし、フリーランスとなると、基本的には下請け or 元請けでも案件規模がそこまで大きくないものに限られてしまいます。

そこで、Web制作業界全体の動きを考えてみると、ここ数年でローコード、ノーコードのトレンドが流れとしてあります。つまり、トレンド全体としては、技術を要していない人でも、自分自身の作りたいものを作れるような環境が整い始めてきているということです。

そうすると、これまでは外注していた仕事内容が、だんだんと内製化していくことになります。なぜなら同じものを作るのに、内製で安く作れる&小回りの効いた仕事ができるからです。

もしくは、内製化できない場合は外注に頼むことになりますが、その外注先はクラウドソーシングがメインになります。なぜなら、ノーコードトレンドの動きにより、技術を特に持っていなくても誰でもクライアントの期待に応えるものを簡単に作れるようになるため、仕事の作業性が高まり、時間に余裕のある大学生や主婦層が参入してきて低単価で仕事を受けるようになるからです。

こうなると、本業フリーランスはこれらの人と差別化をする路線になります。

それまでの積み上げがあるフリーランスであれば、高い技術力や専門性を元に、より高単価の案件へとシフトしていくことはそんなに難しいことではないです。

しかし、未経験からフリーランスになった人はそれまでの積み上げがありません。

そのため、対応できる範囲に幅がなく、技術レベルもオンラインスクールで学べるような内容+α程度です。そのくらいのレベル感であれば、ノーコードサービスで実現できてしまいます。

つまり、クラウドソーシングに代替されやすいポジションで仕事をすることになってしまうわけです。

クラウドソーシングで仕事をとればいいと考える人もいるかもしれませんが、クラウドソーシングを主な収入源として、フリーランスとして生計を立てている人はほんの一握りです。ランサーズであれば、トップランサーと言われるような方々です。それ以外の方は副業orその他の仕事もやりつつ、合間に〜という形でクラウドソーシングを活用しているのが現状です。

以上のように、Web制作を例にとって説明しましたが、分野によっては未経験でフリーランスになることで産業構造の波の流されてしまい、知らず知らずのうちに低単価の仕事をやっており、数年経ち仕事がなくなっているという事態になりかねないと考えています。

こうした理由から未経験のフリーランスは個人的にはおすすめしていません。

もちろん、フリーランスになること自体を否定している訳ではないので、その点はご認識を。

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